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髪工房 かみや
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やさしい化粧品の話 2
むかし、「やせる石鹸」っていうのが人気ありました。そんなものあるはずがないのに皆欲しがった。実際僕も使った事あるが、ゴシゴシこすると皮膚がカサカサになり、「やせた気がする」という感想だった。つまり錯覚でした。
クリームを「皮膚にすりこむ」というのも錯覚である。皮膚の中にクリームは入らない。
クリームは皮膚を覆っている厚い外壁(角質層)にしかはいりません。第一、皮膚からクリームや栄養が入ったら大変です、口や胃腸はいらない不要物と化してしまう。
化粧品は外壁にしか入らないから安全なんです。安全だから危険な薬品とは法的に区分され、化学添加物も食品の数倍の配合が許可されています。
外壁を壊すと中身の皮膚は不健康になり老化してしまう。壁の主成分はたんぱく質と脂質であるから、壁から脂質をとりすぎたり、または壁のたんぱく質を壊すような原料を化粧品に使ってはいけない事は当然です。
戦後、化粧品による被害が続出して、いわゆる化粧品公害が問題化したのは、化粧品の近代化に貢献した化学合成原料の中に脂質をとりすぎたりたんぱく質を破壊したりするものがあったからだ。さらに薬効成分や栄養を皮膚に入れようとして、皮膚の壁を壊すような薬品(浸透剤)を乱用したからである。
シミや小じわのような皮膚の老化現象に悩むと「良い化粧品はないですか?」とうちでも相当な数の質問をうける。
つまり多くの女性が皮膚を若返らせる薬効成分(代謝促進剤)を期待しているが、薬効成分は皮膚の壁にさえぎられ中には入ってくれません。
薬効成分を皮膚の中に入れるには壁を壊さなければならず、壁を壊せば皮膚そのものも壊してしまうという訳です。栄養クリーム、薬効クリーム、ホワイトニング化粧品などの矛盾がここにもあります。

クリームは角質層という皮膚の壁にすりこむものである。では、何の為にすりこむのか? 壁が弱いと皮膚を守れない、だから壁を補強する。この為の壁にクリームをすりこむのだ。

「食べ物が皮膚をつくり、その皮膚を壁が守るのである」
2008年07月11日(金) | 髪工房 かみや